年々増える害獣被害

ニュースなどでも耳にする機会が増えてきた害獣被害。
害獣が引き起こす農作物への被害も深刻化しており、営農意欲の減退や耕作放棄地の増加にもつながっています。
害獣被害が増加している要因として、害獣の生息域の拡大や、狩猟による捕獲率の低下なども考えられます。

令和4年度の野生鳥獣による全国の農作物被害は約156億円(対前年度約+0.5億円)、
被害面積は約3万4千haで(同+0.8千ha)、被害量は約46万9千t(同+8千t)です。

主要な鳥獣種類別の被害金額については、イノシシ(被害額36億円、対前年度▲2.7億円)、カモ(同4億円、同▲1.2億円)等で減少する一方、シカ(同65億円、同+4.0億円)、アライグマ(同5億円、同+0.4億円)等の被害は増加しています。
【農林水産省ホームページより】

獣害を防ぐためには

獣害対策には、①個体群管理 ②侵入防止対策 ③生育環境管理の3つが基本です。
①個体群管理・・・捕獲活動等
②侵入防止対策・・・柵の設置、追払いによる被害防除等
③生育環境管理・・・刈払いによる餌場、隠れ場の管理等

その中でも侵入防止対策は、大切な農作物を守るために重要な対策です。
侵入防止対策に主に用いられるのは柵です。
獣害対策に用いられる柵は3種類。
①心理柵(電気柵)
 ・・・動物に電気ショックを経験させ、警戒心により柵に近寄りづらくする
②物理柵(ネットフェンス等)
 ・・・強度を持たせた高さのある柵により動物の出入りをコントロールする
③併用柵(電気柵+ネットフェンス等)
 ・・・①②の効果を併せ持つ

大切なのは、対象となる動物の特性をよく理解し、設置場所の状況や維持管理の手間、
初期投資、ランニングコストなどを考え、より最適な柵(フェンス)を選択することです。

イノチオプラントケアでは、様々な電気柵の取扱いがございます。
どれを選んだらいいか分からない・・・という方も、一度ご相談ください!